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【石油・天然ガス】

中国海洋石油の浙江LNG事業が発展改革委員会から承認 (09/07/09)
2009/7/10
中国【石油・天然ガス】

 中国海洋石油(CNOOC)のウェブサイトによると、6月29日、同社の浙江LNG事業が国家発展改革委員会から承認され、同プロジェクトは建設段階に進むことになった。CNOOCのLNG事業として承認されるのは、広東、福建、上海に継いで4番目。

 浙江省LNG事業では、LNG受入基地、LNG専用埠頭及び天然ガスパイプラインを建設する。LNG受入基地と埠頭の建設は、CNOOC系の中海気電集団、浙江省能源集団並びに寧波市電力開発公司の共同出資によって設けられた中海浙江寧波液化天然気公司が行う。第1期は総投資額70億元、8〜26万m3のLNG輸送船が接岸可能な埠頭と16万m3のタンク3基を建設する。完成予定は2012年。第1期では年間300万トンのLNGを処理するが、第2期には年間600万トン規模に増やす。天然ガスパイプラインは、浙江省能源集団、中海気電集団並びに浙江東南発電株式有限公司の共同出資により設立された浙江省天然気開発公司が建設する。パイプラインは全長38.7km、第1期の輸送能力は年間42億m3、第2期は84億m3になる。

 浙江LNG事業は通常のガス供給の他に、浙江省天然ガスパイプライン系統のピーク調整や、他のパイプラインガスに事故が発生した場合の緊急供給を担うことになり、浙江省の天然ガス供給の安定性と安全性を高める。

 (中国石化新聞網 7月9日)