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【石油・天然ガス】

シノペックとBASFの合弁化学事業 14億ドルの拡張計画が発展改革委員会から承認 (09/07/09)
2009/7/9
中国【石油・天然ガス】

 中国石油化工(Sinopec)とドイツの化学企業BASFとの合弁による揚子BASF有限責任公司の14億ドルに上る拡張事業が7日、国家発展改革委員会から承認された。

 この拡張事業では、先進技術を導入して、建築、電子、製薬、自動車など様々な分野で役立つ特殊化学品を生産する。計画には、既存の蒸気クラッキングプラントの生産能力を拡大してエチレン年産量を74万トンに引き上げることや、エポキシエタンの既存プラントの拡張や新規プラント建設など、新規化学プラントの建設10件、既存プラントの拡張3件が盛り込まれている。

 揚子BASF公司はSinopecとBASFが50対50の共同出資で設立された中国最大の合弁石油化学会社。2005年6月に操業を開始した。拡張計画は2年前から着手されていたが、これまで承認されなかった。SinopecとBASFは今回の拡張事業にそれぞれ7億ドル出資する。持ち株比率には変化はない。

 (中国能源網 7月9日)