アジア開発銀行は9日、中国の温暖化ガス削減技術開発に125万ドルの技術支援を行うと発表した。

　資金は、CO2回収貯蔵モデルプロジェクトのロードマップ策定、CO2回収貯蔵を促進する政策、法規や管理の枠組み構築に当てられる。また、優先モデル事業とその資金需要を確定するとともに、CO2回収貯蔵の能力評価や総合能力の整備も行う。

　アジア開発銀行によると、この事業の総投資額は155万ドルになり、アジア銀行の技術援助資金は気候変動基金と技術援助特別基金から拠出し、不足分は中国政府が負担する。すでに同技術援助事業の対象として、天津市のIGCC発電所モデル事業が確定している。IGCC発電所はCO2回収貯蔵の応用に適したプロジェクトである。

　（新華網 7月13日）