先日発表された「BPエネルギー統計2009」によると、2008年の世界の一次エネルギー消費は1.4%の微増に止まり、増加分の4分の3を中国、残りの4分の1を主にアジア太平洋諸国が占めた。2008年は世界のエネルギー市場に構造的変化が生じ、中国を初めとする途上国の一次エネルギー消費量が初めてOECD諸国を上回ったが、こうした構造は当面逆戻りすることはないと、BPエネルギー統計は指摘している。 BPエネルギー統計によると、2008年の世界の一次エネルギー消費量は112億9,490万toe(石油換算トン)で、2007年に比べ1億9,050万toeの増加に止まった。中国の増加分は1億3,970万toeで、世界の増加分の4分の3を占めた。2008年の世界の一次エネルギー消費に占める中国の比率は17.7%で、米国に次いで世界第2位。 途上国のエネルギー消費増とは対照的に、2008年の先進国のエネルギー消費は1.3%減少し、米国のエネルギー需要は2.8%減少した。先進国のエネルギー消費の減少分は主に米国の石油消費の減少に起因するものである。2008年の米国の石油消費は6.4%減少したが、これはインドの年間石油消費量に相当する。 (中国能源網 7月23日)
先日発表された「BPエネルギー統計2009」によると、2008年の世界の一次エネルギー消費は1.4%の微増に止まり、増加分の4分の3を中国、残りの4分の1を主にアジア太平洋諸国が占めた。2008年は世界のエネルギー市場に構造的変化が生じ、中国を初めとする途上国の一次エネルギー消費量が初めてOECD諸国を上回ったが、こうした構造は当面逆戻りすることはないと、BPエネルギー統計は指摘している。
BPエネルギー統計によると、2008年の世界の一次エネルギー消費量は112億9,490万toe(石油換算トン)で、2007年に比べ1億9,050万toeの増加に止まった。中国の増加分は1億3,970万toeで、世界の増加分の4分の3を占めた。2008年の世界の一次エネルギー消費に占める中国の比率は17.7%で、米国に次いで世界第2位。
途上国のエネルギー消費増とは対照的に、2008年の先進国のエネルギー消費は1.3%減少し、米国のエネルギー需要は2.8%減少した。先進国のエネルギー消費の減少分は主に米国の石油消費の減少に起因するものである。2008年の米国の石油消費は6.4%減少したが、これはインドの年間石油消費量に相当する。
(中国能源網 7月23日)