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【エネルギー全般・政治経済】

シノペックが四川・重慶で300軒のサービスステーション建設を計画 CNPCの地盤に殴り込み (09/07/27)
2009/7/27
中国【エネルギー全般・政治経済】

 中国石油化工(Sinopec)系の中石化販売川渝分公司は四川・重慶地区において、今後3年間で50億元余りを投じて、300軒のサービスステーションを新規建設するよう計画している。

 シノペックと中国石油天然ガス(CNPC)の地盤は明確に区分されており、長江以北及び四川、重慶はCNPCの地盤であり、一方、華南、華中、華東はシノペックの天下である。四川・重慶地区においては、CNPCが1,400軒余りのサービスステーションを擁しているのに対し、シノペックはわずか200軒余りに過ぎない。自家用車保有率で中国第3位を誇る成都は、シノペック、CNPCのいずれにとっても戦略拠点になり、中石化販売川渝分公司はサービスステーションを500軒に増やすとともに、給油カード30万枚を発行して四川・重慶市場の奪取を図っている。

 但し、業界筋によると、石油製品資源、市場ネットワーク、輸送ルートなどの面でシノペックはCNPCよりも大きな優勢を占めているわけではない。

 (四川新聞網 7月27日)