世界第2位の金属ウラン供給企業であるカナダのCameco Corp.は14日、中国の複数の原子力発電会社が金属ウランの買いだめを進めていることを明らかにした。中国は今や同社にとって最大の得意先になっている。

　Cameco Corp.の国際販売業務担当のGeorge Assie副社長は、今年初めから現在までに中国の原子力発電会社がスポット買いした金属ウランは800万ポンドを上回っていると述べた。

　George Assie副社長は、中国の建設中の原子力発電所は13基に上っており、中国が国内の需要を賄うため今後とも金属ウランの輸入を増やしていくのは必然との見通しを示した。また、国際金融危機と世界的な商品価格下落の影響で金属ウランも目下相対的に安価になっていると指摘した。

　（中国経済網 8月14日）