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中国
【新エネルギー】

中蘭両国が共同で中国初の風力エネルギー研究センターを設立 (07/07/10)
2007/11/2
中国【新エネルギー】

中国科学院とオランダのエネルギー研究財団(ECN)は協議書に調印し、新エネルギー分野における協力や河北省の保定に風力エネルギー研究センターを設ける可能性について検討し、来年4月には可能性調査報告を提出することになった。実現すると中国初の風力エネルギー研究センターとなる。

河北省保定には中国初の国家級新エネルギー産業基地があり、風力発電の研究開発では国内トップレベル。保定市政府とECNはすでに了解覚書に調印している。オランダは世界最先端の風力発電技術を有しているが、国内の市場は小さい。一方、中国は風力発電建設の初期段階にあるが、巨大な市場を有している。今回の協力により、オランダの先進技術と中国の市場が互いに結ばれ、中国にとっては、風力発電分野の整理統合が進み、自主的知財権を有することが可能になる。

なお、風力発電は第11次5ヵ年規画期の重要科学発展戦略に指定されているが、風力発電技術の中核に当たるプロペラ技術は、長らく先進国が独占してきた。中国科学院と保定ハイテク新区・新エネルギー設備産業基地が共同で設立した華翼風電プロペラ研究開発センターはすでに5,000万元を投資して1.5MWのプロペラ試作品を完成し、来月には大量生産に入る。2MW以上のプロペラ試作品も目下製作中であり、来年末の完成が見込まれる。

(北京商報 7月10日)