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【エネルギー全般・政治経済】

大きな展望の広がる中国とアセアンのエネルギー協力 (07/10/10)
2007/11/22
中国【エネルギー全般・政治経済】

「第4回中国−アセアン博覧会」のプレス発表において同博覧会事務局長の張暁欽氏は、エネルギーは中国とアセアンの10大重点協力分野の1つであり、中国の優れた技術とアセアン諸国の豊かな資源の相互補完によって大きな展望が広がっていると述べた。

 一例として、中国国電集団はアセアン諸国とのエネルギー協力分野で先頭を走っており、国電崇左発電有限公司はベトナムとの共同による中越石炭火力発電所が目下建設中である。

 中国とアセアン諸国のエネルギー分野における協力はますます密接になっている。アセアン地区からの石油輸入は現在中国の石油輸入の約15%を占めている。また、中国はベトナムにとって最大の石炭輸出市場となっている。2005年に中国はアセアン諸国から1,000万トンの原油と600万トン余りの石油製品を輸入し、同年の中国の原油総輸入量の7.5%、石油製品総輸入量の22%を占めた。

 東南アジアにおける中国の3大石油輸入先はベトナム、インドネシア、マレーシアである。その他にも2001年からブルネイとの間で長期石油購入契約を結んでいる。タイは中国に年間35万トンの液化石油ガスを輸出している。インドネシアの天然ガス輸出企業は珠江デルタLNGプロジェクト建設で落札に成功し、ペトロナスは初のLNGプロジェクトの目標を上海に定めている。

 (中国能源網 10月10日)