全人代農業・農村委員会副主任、全人代常務委員の尹成杰氏は25日、再生可能エネルギー法修正案の審議において、バイオマスエネルギーに対する支援は余りにも不十分と指摘、再生可能エネルギー法修正案に、(1) 太陽エネルギー、風力と並べてバイオマスエネルギーを重視する、(2) バイオマスエネルギーの開発によって生態環境の建設と農民の増収を促進する、(3) 再生可能エネルギー開発を生態環境建設、農民の増収並びに省エネと緊密に結びつける、の3点を盛り込むよう提案した。

　尹成杰委員は、太陽エネルギーと風力開発に対する支援が相対的に大きいのに対し、農業廃棄物や林業廃棄物によるバイオマスエネルギー開発に対する支援は小さなものでしかなく、そのため、バイオマス発電企業は赤字運転を余儀なくされ、経営継続が困難なケースもあると指摘した。

　（人民網 8月27日）