ロイター8月28日香港発によると、中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)は、親会社の中国石油天然ガス集団(CNPC)から合計32億米ドル相当の資産を買収することになった。

　PetroChinaはCNPCから110億7,000万元(16億2,000万米ドル)の製油所資産を買収する。製油部門の高度化を進め、集団内部の競争を減らすのが狙い。PetroChinaは今後7〜8年で製油能力を2億トンに増やし、中国国内石油製品市場において40％のシェアを占めるよう計画している。

　また、PetroChinaは、CNPCがトルクメニスタンのアム河右岸に有する権益を11億9,000万ドルで買収して、海外での天然ガス生産量を高めようとしている。CNPCとトルクメニスタン政府の生産物分与契約によるアム河天然ガス開発事業は今年末にも操業を開始する。

　さらに、PetroChinaは、南方石油勘探開発公司をCNPCから28億1,000万元で買収する予定である。南方石油勘探開発公司は広東、海南、広西等で石油・天然ガスの探査・開発作業に当たっている。

　（中国石化新聞網 8月31日）