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大型SNGプラントが内蒙古赤峰市で着工 北京第2のガス源に (09/08/31)
2009/9/1
中国【石炭】

 大型SNG(代替天然ガス)モデルプラントが30日、内蒙古で着工された。2012年にはすべて完成して、北京に年間40億m3の天然ガスを供給する。

 このプラントは、発電企業最大手である大唐集団傘下の能源化工有限公司が内蒙古赤峰市克什克騰旗に建設する。内蒙古の褐炭を原料にSNGを生産し、381kmのパイプラインによって北京に輸送する計画。工事は3期に分けて進められ、ガス供給量は2010年13.4億m3、2011年26.8億m3になり、2012年には最終的に40億m3に達する。

 北京の天然ガス年間需要量は70〜80億m3に上り、しかも年20%のペースで増加している。目下、北京のガス源は単一であり、98%が長慶油田から、極一部が華北油田から供給されているのが現状。このSNG事業は将来、北京にとって第2のガス源になり、首都のエネルギーセキュリティ確保と大気環境改善に効果を発揮するだろう。

 (新華網 8月31日)