新疆山西商会の統計によると、新疆自治区の石炭開発、石炭火力発電や石炭化学工業に参入している山西省の企業はすでに80社余りに上っており、登記資本金は10億元を超えている。

　例えば、山西籍の李永平氏が4.9億元を投じた90万トン石炭加工プロジェクトが、新疆自治区ジュンガル東部で着工している。このプロジェクトは、選炭施設、コークス化工場や、ベンゾール加工とコークス炉ガスの総合利用などを一体化した総合プロジェクトである。また、山西省の大型石炭企業である山西●安鉱業集団と新疆政府は石炭総合開発に関する枠組み合意文書に調印、山西●安鉱業集団が新疆北部に大型石炭火力発電所や石炭化学、石炭液化の拠点を建設することで合意した。

　山西の民営石炭企業や国有石炭企業は今や新疆の石炭産業に全面的に参入しているのである。

　新疆自治区のイリで投資を行っている山西の石炭商・張友貴氏によると、山西籍の石炭商は石炭や関連業界について熟知しており、新疆の豊かな石炭資源、低いコストや現地政府からの優遇政策に好感している。また、広大な中央アジア市場も新疆に投資する理由の1つとなっている。

　（中国煤炭資源網 10月11日）

　●…サンズイに路