中国最大の製油・化学一体化プラントになる独山子石化の1,000万トン製油プラントと100万トンのエチレンプラントが9月21日、操業を開始した。

　同プロジェクトは、カザフスタンとのエネルギー協力戦略の重要な一環であり、主にカザフスタンの高硫黄原油を処理する。総投資額300億元。年間617万トンの石油製品と295万トンの化学製品を生産する。石油製品はすべてユーロ4に適合し、化学製品の大部分はハイスペック製品になる。

　2005年に着工され、今年8月28日、1,000万トン製油プラントが試運転に成功し、9月21日には100万トンのエチレンプラントが試運転に成功、本格生産に入った。

　専門家の評価によると、同プロジェクトは、中国の西部大開発の加速、エネルギーセキュリティの確保、中国経済の持続的、急速かつ健全な発展、新疆の経済と社会の発展、民族の団結と辺境の安定など様々な面で意義が大きく、また、中国の石油化学産業にとっては、国内外の2種類の資源の活用、国内・国際の2つの市場の開拓、国際競争力の増強など、重要な意義を備えている。

　（新華網 9月22日）