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【新エネルギー】

青海省でメタンハイドレート発見 大慶油田に匹敵も…国土資源部 (09/09/27)
2009/9/28
中国【新エネルギー】

 中国国土資源部は25日、青海省祁連山南麓の永久凍土地帯でメタンハイドレートのサンプルの試掘に成功したと発表した。陸上でメタンハイドレートが発見されたのはカナダ、米国に次いで世界で3例目であり、中低緯度の凍土エリアでメタンハイドレートが発見されたのは世界初。

 今回の発見により、中国の凍土エリアに豊かなメタンハイドレート資源が存在していることが証明された。中国は世界第3位の凍土大国であり、凍土エリアの総面積は215万km2に上る。科学者のおおまかな試算によると、メタンハイドレートの究極総鉱量は石油換算で350億トンになる。因みに2008年の中国の原油需要量は3.9億トンであるから、凍土エリアのメタンハイドレートで中国の90年分の石油使用量を賄えることになる。

 国土資源部の張洪濤総工程師によると、永久凍土地帯でメタンハイドレートの試掘に成功したことは、中国の未来のエネルギー利用にとって極めて重要であり、中国の経済と社会の持続可能な発展に新型のエネルギーを提供することになろう。

 (新華網 9月27日)