9月28日、中国石油天然ガス集団(CNPC)と山東省政府は共同文書に調印、共同出資会社を設けて山東天然ガスパイプライン網の建設に当たることになり、同日、泰安ハイテク区において、泰安・威海間のパイプラインに着工した。

　山東天然ガスパイプライン網は、1本の基幹線と6本の支線からなり、泰安、莱蕪、シ博、●坊、青島、烟台、威海及び日照を経由する。総延長1,067km、うち基幹線は659kmになる。泰安・青島間は2010年6月、青島・威海間は同年12月末に完成する予定。

　同プロジェクトが完成すると、陝京（陝西・北京）パイプラインからの天然ガスが冀寧連絡線によって山東パイプラインに連系し、第2西気東輸パイプラインからの輸入天然ガスが泰安基幹線及び・支線によって山東パイプラインに連系する形になり、膠東半島と膠州湾地区のクリーン・エネルギー需要を賄うことになる。

　また、CNPCにとっては、同プロジェクトは、天然ガスパイプラインのネットワークの高度化や源供給能力の強化の面でも意義が大きい。

　（中国石油報 9月29日）

　●…サンズイに「維」