「ウォールストリートジャーナル」の10月16日付報道によると、中国海洋石油有限公司(CNOOC Ltd.)は目下ノルウェーの石油会社StatoilHydro社と米国メキシコ湾の探鉱区買収につき交渉を進めている。 StatoilHydro社はメキシコ湾に400ヵ所の探鉱区を擁しており、その中のTucker、Krakatoa深海鉱区など5鉱区の買収についてCNOOCとの交渉が持たれている。この買収案が成立すると、CNOOCはメキシコ湾に石油・天然ガス資産を有する初の中国企業になり、その意味は深長である。CNOOCは2005年に米国の石油会社ユノカルを185億ドルで買収しようとしたが、政治的要因により挫折した。しかし、金融危機により世界的に海上油田探査への投資が減少する中で、中国資本に対する関心が高まっており、CNOOCの今回の買収に対する反対の声も小さなものになるだろう。 CNOOCは最近海外事業買収の動きを強めており、ここ1ヶ月内だけでも、ナイジェリアの埋蔵量60億バレルに上る油田買収案や、米国Kosmos石油とのガーナJubilee油田買収交渉、エクソンモービルの西アフリカの巨大油田権益への入札案などが浮上している。 (東方早報・中国石化新聞網 10月19日)
「ウォールストリートジャーナル」の10月16日付報道によると、中国海洋石油有限公司(CNOOC Ltd.)は目下ノルウェーの石油会社StatoilHydro社と米国メキシコ湾の探鉱区買収につき交渉を進めている。
StatoilHydro社はメキシコ湾に400ヵ所の探鉱区を擁しており、その中のTucker、Krakatoa深海鉱区など5鉱区の買収についてCNOOCとの交渉が持たれている。この買収案が成立すると、CNOOCはメキシコ湾に石油・天然ガス資産を有する初の中国企業になり、その意味は深長である。CNOOCは2005年に米国の石油会社ユノカルを185億ドルで買収しようとしたが、政治的要因により挫折した。しかし、金融危機により世界的に海上油田探査への投資が減少する中で、中国資本に対する関心が高まっており、CNOOCの今回の買収に対する反対の声も小さなものになるだろう。
CNOOCは最近海外事業買収の動きを強めており、ここ1ヶ月内だけでも、ナイジェリアの埋蔵量60億バレルに上る油田買収案や、米国Kosmos石油とのガーナJubilee油田買収交渉、エクソンモービルの西アフリカの巨大油田権益への入札案などが浮上している。
(東方早報・中国石化新聞網 10月19日)