中国中化集団(SINOCHEM)は22日、ロンドンに上場しているEmerald Energy社の全株買収が完了したことを明らかにした。Emerald Energy社はすでにロンドン市場での上場を廃止している。 今回の買収では、中化集団傘下の中化股フェン公司の全額出資子会社であるSinochem Resources UK LimitedがEmerald Energyの発行済み並びに発行予定の全株式を現金で買い取る形で進められた。買収価格は1株750ペンスで、今年8月11日の同社の終値675ペンスを11.11%上回る。 Emerald Energyはシリア、コロンビア、ペルーの3カ国、11ヵ所の鉱区にそれぞれ50〜100%の権益を有し、中核資産の可採埋蔵量は1億バレル、探鉱の潜在資源量は10億バレルに上る。当期の生産量は1万b/dであるが、2012年には4万b/d前後に達する見通し。 今回の買収により、中化集団は南米と中東地域における上流石油・天然ガス事業の今後の発展をますます固めることになる。 (上海証券報 10月23日)
中国中化集団(SINOCHEM)は22日、ロンドンに上場しているEmerald Energy社の全株買収が完了したことを明らかにした。Emerald Energy社はすでにロンドン市場での上場を廃止している。
今回の買収では、中化集団傘下の中化股フェン公司の全額出資子会社であるSinochem Resources UK LimitedがEmerald Energyの発行済み並びに発行予定の全株式を現金で買い取る形で進められた。買収価格は1株750ペンスで、今年8月11日の同社の終値675ペンスを11.11%上回る。
Emerald Energyはシリア、コロンビア、ペルーの3カ国、11ヵ所の鉱区にそれぞれ50〜100%の権益を有し、中核資産の可採埋蔵量は1億バレル、探鉱の潜在資源量は10億バレルに上る。当期の生産量は1万b/dであるが、2012年には4万b/d前後に達する見通し。
今回の買収により、中化集団は南米と中東地域における上流石油・天然ガス事業の今後の発展をますます固めることになる。
(上海証券報 10月23日)