ロシアの天然ガス会社Gazpromの広報室は2日、同社と中国石油天然ガス集団(CNPC)がロシアから中国への天然ガス輸出につき会談したことを明らかにした。アレクサンドル・メドベージェフ副社長を長とするGazprom代表団が11月1〜2日に上海においてCNPCと交渉した。

　Gazpromの広報室によると、今回の会談では、天然ガスの価格、供給量、輸送ルートやスケジュールについて、細部にわたって討議したとのことであるが、詳細な内容は明らかにされていない。

　また、メドベージェフ副社長とCNPCの汪東進副総経理(副社長)は、専門家による中露合同チームを設けて、ロシア極東地区に化学コンビナートを共同建設することについても討議することで合意した。

　Gazprom の発表によると、GazpromとCNPCは天然ガスをめぐる重要問題について引き続き討議し、今年末に開かれる次回会談では関連する共同事業についても議題に上る見通しである。

　（俄新網 RUSNEWS.China 11月2日・中国石化新聞網 11月3日）