11月5日、ブラジル国営石油公社Petrobrasは、中国側と第1期融資契約及び長期原油供給契約に調印したと発表した。

　今回の融資契約は、今年2月に締結された「石油と融資の交換」協定に基づき中国国家開発銀行からPetrobrasへ2013年までに分割して行われる総額100億ドルの融資の第１期である。Petrobrasは2009〜2013年に総額1,744億ドルに上る事業投資を計画しており、中国からの融資はそのための資金に当てられる。

　また、中伯間の「石油と融資の交換」協定は、初回の融資の実現後に発効することが規定されている。今回、Petrobrasは中国石油化工股フェン有限公司(Sinopec Corp.)と10年間の長期原油供給契約を結び、Petrobrasが初年度は15万b/d、その後の9年間は20万b/dの原油を、Sinopec Corp.傘下のUNIPEC Asia Company Limited(聯合石化亜洲有限公司)へ輸出することになる。

　（中国石化新聞網・新浪財経・網易財経 11月5日）