中国国家発展改革委員会は11月10日より、ガソリン、軽油価格をそれぞれトン当たり480元引き上げるよう決定した。小売価格に換算すると、全国平均のガソリン価格は1リッター0.36元、軽油は0.41元の値上げになる。 今回の値上げには、去る9月30日に石油製品価格が引き下げられたが、その後国際石油価格の上昇が続いていたことが背景にある。10月21日のWTI原油先物の終値は1バレル81.37ドルになり、ここ1年来の最高値になった。現時点で連続する22営業日の国際原油の移動平均価格は4%を大きく上回っており、現行の石油製品価格制度に基づき国内石油製品価格を大幅に引き上げることが必要であるが、政府は国内経済情勢や石油製品需給状況、ユーザーの受入能力などを総合的に勘案して、値上げ幅を抑え、トン当たり480元の値上げに止めた。 今回、石油製品価格を適度に値上げしたことで、製油企業は生産に前向きになって、石油製品の供給が保証されるとともに、合理的な消費をリードし、省エネ・排出削減を促進することも期待される。 (国家発展改革委員会ウェブサイト11月9日)
中国国家発展改革委員会は11月10日より、ガソリン、軽油価格をそれぞれトン当たり480元引き上げるよう決定した。小売価格に換算すると、全国平均のガソリン価格は1リッター0.36元、軽油は0.41元の値上げになる。
今回の値上げには、去る9月30日に石油製品価格が引き下げられたが、その後国際石油価格の上昇が続いていたことが背景にある。10月21日のWTI原油先物の終値は1バレル81.37ドルになり、ここ1年来の最高値になった。現時点で連続する22営業日の国際原油の移動平均価格は4%を大きく上回っており、現行の石油製品価格制度に基づき国内石油製品価格を大幅に引き上げることが必要であるが、政府は国内経済情勢や石油製品需給状況、ユーザーの受入能力などを総合的に勘案して、値上げ幅を抑え、トン当たり480元の値上げに止めた。
今回、石油製品価格を適度に値上げしたことで、製油企業は生産に前向きになって、石油製品の供給が保証されるとともに、合理的な消費をリードし、省エネ・排出削減を促進することも期待される。
(国家発展改革委員会ウェブサイト11月9日)