中国国家統計局は11日、10月期の主要経済統計を発表した。 【工業生産】 10月期の一定規模以上の企業の工業付加価値生産額は前年同月比16.1%増加し、伸び率は前年同月に比べ7.9ポイント、9月に比べ2.2ポイント上昇した。1〜10月期の工業付加価値生産額の対前年同期比の伸び率は9.4%になったが、前年同期の伸び率に比べると5.0ポイント下がった。 10月の工業付加価値生産額は、前月比では0.8%増になった(9月期は前月比1.1%増)。 10月期の企業類型別の工業生産の伸び率は、国有及び国有持ち株企業が13.7%、集体企業がは15.4%、株式制企業19.0%、外国及び香港・マカオ・台湾投資企業10.8%。また、10月期の重工業生産の伸び率は18.1%、軽工業は11.3%。 業種別では、10月の業種分類36種の付加価値生産額はいずれも前年同月比プラスになった。伸び率は、紡績業11.1%、化学原料及び化学製品製造業25.4%、非金属鉱物製品業18.4%、汎用設備製造業15.5%、交通運輸設備製造業28.9%、電気機械及び器材製造業12.7%、通信設備・コンピューター及びその他の電子設備製造業7.2%、電力・熱力生産供給業9.7%、鉄鋼及び圧延加工業25.1%。 製品別の生産量は、494種類の製品のうち396種類が前年同月比でプラスになった。主な製品の生産量と伸び率は、原炭2.7億トン、前年同月比21.1%増、原油1,625万トン、1.8%減、発電量3,121億kWh、17.1%増、粗鋼5,175万トン、42.4%増、セメント1.6億トン、23.9%増、自動車131万台、78.6%増、うち乗用車71万台、79.1%増。 【都市固定資産投資】 1〜10月期の都市固定資産投資は15兆710億元、前年同月比33.1%増。伸び率は前年同期に比べ5.9ポイント上昇したが、1〜9月期の伸び率に比し0.2ポイント下がった。うち国有及び国有持ち株投資は6兆5,418億元、39.0%増、不動産開発投資は2兆8,440億元、18.9%増。 1〜10月期の中央事業投資は1兆3,502億元、前年同月比18.8%増、地方事業投資は13兆7,208億元、34.8%増。また、1〜10月期の国内企業の投資は13兆8,582億元、前年同月比36.7%増、香港・マカオ・台湾企業の投資は5,076億元、0.8%増、外国企業の投資は6,218億元、1.0%増。 1〜10月期の産業別の投資の伸び率は、第一次産業54.1%、第二次産業26.8%、第三次産業37.8%。 主な業種別では、1〜10月期の石炭採掘及び選炭業の投資は2,349億元、前年同月比32.5%増、電力・熱力生産供給業8,450億元、21.1%増、石油・天然ガス採掘業1,821億元、5.9%減、鉄道運輸業4,055億元、82.5%増。 資金調達状況を見ると、1〜10月期の調達資金17兆1,379億元、前年同月比39.9%増、国家予算内の資金76.3%増、国内融資49.2%増、自社調達資金32.9%増、外資利用は12.9%減。 【小売】 10月期の消費品小売総額は1兆1,718億元、前年同月比16.2%増になった。伸び率は前年同月より5.8ポイント下がったが、前月比では0.7ポイント上昇した。1〜10月期の消費品小売総額は10兆1,394億元、前年同期比15.3%増。伸び率は前年同期より6.7ポイント落ちたが、1〜9月期に比べ0.2ポイント上昇した。 10月期の都市部の消費品小売額は7,968億元、16.6%増、県及び県以下は3,750億元、15.4%増。 10月期の製品別小売額の伸び率は、穀物・食用油20.7%、食肉・卵9.2%、衣類22.7%、日用品23.5%、家電・AV機器35.4%、自動車43.6%、石油及び石油製品10.2%、建築及び内装材26.2%。 【CPI】 住民消費価格(CPI)の対前年同月比の下落幅は縮小した。 10月期の住民消費価格は前年同月比0.5%下落したが(前年同月は4.0%の上昇)、前月に比べ下落幅は0.3ポイント縮小した。都市部の住民消費価格は前年同月比0.7%、農村部は0.1%下落した。商品別では、食品価格は1.6%上昇し、非食品価格は1.6%下落した。消費品価格は0.3%、サービス価格は1.2%下落した。 対前月比では、10月期の住民消費価格は、都市部、農村部とも0.1%下落した。食品価格は0.8%下落し、非食品価格は0.3%上昇した。消費品価格は0.2%下落し、サービス価格は0.3%上昇した。 【PPI】 工業品出荷価格(PPI)の前年同月比の下落幅は縮小がさらに進んだ。10月期の工業品出荷価格は前年同月比5.8%下落した(前年同月は6.6%の上昇)。下落幅は前月に比べ1.2ポイント縮小した。 1〜10月期の工業品出荷価格は前年同期比6.4%の下落になったが(前年同期は8.2%の上昇)、下落幅は1〜9月期に比べ0.1ポイント縮小した。 10月期の生産資材出荷価格は前年同月比7.2%下落した。うち採掘業は16.3%、原料工業は8.3%、加工工業は5.6%下落した。生活資材出荷価格は前年同月比1.4%下落し、うち食品価格は1.2%、衣類は0.8%、一般日用品は1.5%、耐久消費財は2.1%下落した。 対前月比では、10月期の工業品出荷価格は0.1%の上昇となった。 (国家統計局ウェブサイト 11月11日)
中国国家統計局は11日、10月期の主要経済統計を発表した。
【工業生産】
10月期の一定規模以上の企業の工業付加価値生産額は前年同月比16.1%増加し、伸び率は前年同月に比べ7.9ポイント、9月に比べ2.2ポイント上昇した。1〜10月期の工業付加価値生産額の対前年同期比の伸び率は9.4%になったが、前年同期の伸び率に比べると5.0ポイント下がった。
10月の工業付加価値生産額は、前月比では0.8%増になった(9月期は前月比1.1%増)。
10月期の企業類型別の工業生産の伸び率は、国有及び国有持ち株企業が13.7%、集体企業がは15.4%、株式制企業19.0%、外国及び香港・マカオ・台湾投資企業10.8%。また、10月期の重工業生産の伸び率は18.1%、軽工業は11.3%。
業種別では、10月の業種分類36種の付加価値生産額はいずれも前年同月比プラスになった。伸び率は、紡績業11.1%、化学原料及び化学製品製造業25.4%、非金属鉱物製品業18.4%、汎用設備製造業15.5%、交通運輸設備製造業28.9%、電気機械及び器材製造業12.7%、通信設備・コンピューター及びその他の電子設備製造業7.2%、電力・熱力生産供給業9.7%、鉄鋼及び圧延加工業25.1%。
製品別の生産量は、494種類の製品のうち396種類が前年同月比でプラスになった。主な製品の生産量と伸び率は、原炭2.7億トン、前年同月比21.1%増、原油1,625万トン、1.8%減、発電量3,121億kWh、17.1%増、粗鋼5,175万トン、42.4%増、セメント1.6億トン、23.9%増、自動車131万台、78.6%増、うち乗用車71万台、79.1%増。
【都市固定資産投資】
1〜10月期の都市固定資産投資は15兆710億元、前年同月比33.1%増。伸び率は前年同期に比べ5.9ポイント上昇したが、1〜9月期の伸び率に比し0.2ポイント下がった。うち国有及び国有持ち株投資は6兆5,418億元、39.0%増、不動産開発投資は2兆8,440億元、18.9%増。
1〜10月期の中央事業投資は1兆3,502億元、前年同月比18.8%増、地方事業投資は13兆7,208億元、34.8%増。また、1〜10月期の国内企業の投資は13兆8,582億元、前年同月比36.7%増、香港・マカオ・台湾企業の投資は5,076億元、0.8%増、外国企業の投資は6,218億元、1.0%増。
1〜10月期の産業別の投資の伸び率は、第一次産業54.1%、第二次産業26.8%、第三次産業37.8%。
主な業種別では、1〜10月期の石炭採掘及び選炭業の投資は2,349億元、前年同月比32.5%増、電力・熱力生産供給業8,450億元、21.1%増、石油・天然ガス採掘業1,821億元、5.9%減、鉄道運輸業4,055億元、82.5%増。
資金調達状況を見ると、1〜10月期の調達資金17兆1,379億元、前年同月比39.9%増、国家予算内の資金76.3%増、国内融資49.2%増、自社調達資金32.9%増、外資利用は12.9%減。
【小売】
10月期の消費品小売総額は1兆1,718億元、前年同月比16.2%増になった。伸び率は前年同月より5.8ポイント下がったが、前月比では0.7ポイント上昇した。1〜10月期の消費品小売総額は10兆1,394億元、前年同期比15.3%増。伸び率は前年同期より6.7ポイント落ちたが、1〜9月期に比べ0.2ポイント上昇した。
10月期の都市部の消費品小売額は7,968億元、16.6%増、県及び県以下は3,750億元、15.4%増。
10月期の製品別小売額の伸び率は、穀物・食用油20.7%、食肉・卵9.2%、衣類22.7%、日用品23.5%、家電・AV機器35.4%、自動車43.6%、石油及び石油製品10.2%、建築及び内装材26.2%。
【CPI】
住民消費価格(CPI)の対前年同月比の下落幅は縮小した。
10月期の住民消費価格は前年同月比0.5%下落したが(前年同月は4.0%の上昇)、前月に比べ下落幅は0.3ポイント縮小した。都市部の住民消費価格は前年同月比0.7%、農村部は0.1%下落した。商品別では、食品価格は1.6%上昇し、非食品価格は1.6%下落した。消費品価格は0.3%、サービス価格は1.2%下落した。
対前月比では、10月期の住民消費価格は、都市部、農村部とも0.1%下落した。食品価格は0.8%下落し、非食品価格は0.3%上昇した。消費品価格は0.2%下落し、サービス価格は0.3%上昇した。
【PPI】
工業品出荷価格(PPI)の前年同月比の下落幅は縮小がさらに進んだ。10月期の工業品出荷価格は前年同月比5.8%下落した(前年同月は6.6%の上昇)。下落幅は前月に比べ1.2ポイント縮小した。
1〜10月期の工業品出荷価格は前年同期比6.4%の下落になったが(前年同期は8.2%の上昇)、下落幅は1〜9月期に比べ0.1ポイント縮小した。
10月期の生産資材出荷価格は前年同月比7.2%下落した。うち採掘業は16.3%、原料工業は8.3%、加工工業は5.6%下落した。生活資材出荷価格は前年同月比1.4%下落し、うち食品価格は1.2%、衣類は0.8%、一般日用品は1.5%、耐久消費財は2.1%下落した。
対前月比では、10月期の工業品出荷価格は0.1%の上昇となった。
(国家統計局ウェブサイト 11月11日)