ダウジョーンズ11月11日付報道によると、中国の10月期の原油輸入量はほぼ過去最高の1,934万トンになった。国内の新規製油所の操業開始に伴い、前年同月の1,620万トンに比べ20％以上の増加になる。7月の中国の原油輸入量は1,963万トンを記録していたが、10月の輸入量はその記録をわずかに下回っただけである。

　今年に入ってから中国の新規製油能力が次々と操業を開始し、経済回復と日増しに増加する自動車による石油製品需要を賄っている。

　ペトロチャイナ傘下の独山子製油所の20万b/dの新規精製能力は9月末に稼動した。

　また、福建と広東の新規製油能力も生産に入っている。

　今年1〜10月の中国の原油輸入は1億6,541万トン、前年同期比9.4％増になったが、中国の経済回復がますます強固になり、残りわずかの今年の原油需要が支えられるだろう。

　（中国石化新聞網 11月12日）