中国最大の合弁製油化学一貫事業となる総投資額400億元の福建製油・エチレン一貫事業が11月11日、商業運営を開始した。

　同事業を運営する福建聯合石化は、福建煉油化工有限公司（シノペックと福建省石油化学工業公司の共同出資）が50％、エクソンモービルとサウジアラビア国営石油会社(Saudi Aramco)の中国法人が各25％出資している。Saudi Aramcoは50年間にわたり、同事業への年間1,000万トン以上の原油供給を保証する。

　同製油所の製油能力は年間400万トンから1,200万トンに拡張され、年産80万トンのエチレンプラント、80万トンのポリエチレンプラント、40万トンのポリプロピレンプラント及び70万トンのアロマティクス・コンプレックスの他、30万トン級の原油専用港も新たに建設された。

　年間746万トンのユーロ3高品質石油製品、128万トンのポリオレフィンなどを生産し、年間売上高は600億元以上になる。

　（網易財経 11月11日・中国石化新聞網 11月12日）