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【エネルギー全般・政治経済】

中国とスーダンが石油・天然ガス協力で3件の合意文書に調印 (09/11/20)
2009/11/20
中国【エネルギー全般・政治経済】

 中国とスーダンは17日、石油・天然ガス分野の協力に関して3件の合意文書に調印した。スーダンを親善訪問中の中国共産党政治局常務委員、中央政法委員会書記の周永康とスーダン副大統領ターハが調印式に立ち会った。

 今回調印されたのは、中国石油天然ガス集団(CNPC)とスーダンエネルギー鉱業省の「ハルツーム製油所第2期拡張事業に関する了解覚書」と「原油貿易代金前払いに関する了解覚書」及びCNPC、スーダンエネルギー鉱業省並びにマレーシア国営石油会社ペトロナスの「スーダン共和国上流石油・天然ガス事業の協力強化に関する了解覚書」の3件。

 ハルツーム製油所は1997年、CNPCとスーダンエネルギー鉱業省の各50%の出資により設立され、2005年に操業を開始した。年間原油精製能力は現在500万トン、スーダンの石油製品市場において60%以上のシェアを占める。

 スーダンでの上流石油・天然ガス事業についての了解覚書は、CNPCの第6鉱区の株式とマレーシアの5A鉱区の株式の一部交換を進めようとするもの。

 スーダンとの合弁石油事業は上流5件、下流3件。CNPCの工程技術サービス組織が物理探査、掘削、工程建設、パイプライン等の技術サービス分野において、マネジメント、技術、人材の優位を発揮し、上流事業を強力にサポートしている。

 (中国石油新聞中心ウェブサイト 11月20日)