国家発展改革委員会の解振華副主任は26日、中国は2020年の単位GDP当たりCO2排出を2005年比で40〜45％削減すると表明した。25日に開かれた国務院常務会議が決定したものであり、この目標値は、第12次５ヵ年規画及びそれ以降の長期計画に義務的目標として盛り込まれる。これに関連する統計、監視計測、審査などの細則も制定、実施される。

　また、中国は再生可能エネルギーの大規模開発や原子力発電の推進により、一次エネルギーに占める非化石エネルギーの比率を2020年には約15％に高める。また、植林や森林管理の強化により、森林面積を2005年比で4,000万ヘクタール増やす。

　解振華副主任は、気候変動問題に対する中国政府の責任ある態度と貢献を強調したが、工業化、都市化の重要段階にある中国にとって温暖化ガス規制には巨大な圧力と特殊な困難を伴うと指摘し、今回の削減目標は国情に基づく中国の自主的な行動であると述べた。

　（人民網 11月27日）