中国は2010年、産業構造と成長パターンの転換を進める上で省エネと汚染排出対策を重要な措置として位置づけ、投資事業の省エネ評価、重点産業の省エネ・排出削減指導、産業のエネルギー効率基準達成、人事考課における企業省エネ管理並びに目標責任評価システムの、4つの対策を推進する。工業情報化部の苗●副部長が14日、全国工業省エネ総合利用対策会議において表明した。

　苗副部長によると、工業投資事業の省エネ評価審査制度を確立することは、エネルギー消費面で新規工業事業の敷居を高めることによってエネルギー多消費・高汚染事業の盲目的で急すぎる増大を抑制する根本措置である。

重点産業の省エネ・排出削減指導は、計画、技術基準、省エネ・排出削減技術改修モデル事業、監督管理の強化などを通して、産業の省エネ・排出削減対策に対する具体的な指導を強化することであり、鉄鋼、非鉄金属、建材など重点対象産業の省エネ水準を高めることになる。

産業のエネルギー効率基準達成は、鉄鋼、非鉄金属、化学、建材等の重点エネルギー消費産業や企業のエネルギー効率水準が基準に達するよう推進するものであり、2010年は重点工業製品エネルギー消費上限基準を実施に移し、一連の産業先進標準典型モデルを育成する。

　企業は生産活動の主体であり、資源消費と廃棄物、汚染排出を減らす責任主体でもある。工業企業の人事考課において省エネ管理と目標責任評価のシステムを確立することで、企業が目標達成の任務を直接実施するようにする。

　（中国石化新聞網 1月15日）

　苗●…土ヘンに「于」