国務院は先頃「2010年関税実施計画案」を承認、2010年1月1日より、重油やジェット燃料油の輸入税率を引き上げることになった。

　重油の輸入に課せられる税率は1％であるが、今回の改訂で、3％に引き上げられる。財政部は、今回の重油の輸入税率引き上げによる産業への影響は軽微としている。

　また、ジェット燃料油の輸入税率も現行の1％から6％に引き上げられ、2006年の水準に戻る。

　なお、中国のガソリン、軽油、ジェット燃料油の輸入にかかる税率は、2006年中は5〜6％であったが、同年冬に広い範囲で燃料供給の不足が発生したため、これまで1％の暫定税率が適用されていた。

　（証券時報 12月17日）