ブルームバーグ1月13日台北発によると、台湾の石油最大手の台湾中油公司は先頃、オーストラリアのウッドサイド社Browse事業とのLNG売買基本協議を更新した。同協議は昨年10月に満期になったが、1年間延長されることになった。

　台湾中油の林茂副総裁によると、ウッドサイドと台湾中油は2007年に、ウッドサイドが台湾中油に対し2013〜2015年より年間300万トンのLNGを販売することで合意していた。但し、現在に到るも未だ正式契約には調印していない。

　なお、台湾中油はBrowse事業の株式の10％を取得するよう希望している。

　台湾は日本、韓国に次いでアジア第3位のLNGの買主であり、天然ガス需要の97％を輸入に依存している。台湾中油は台湾唯一のLNG輸入企業。同社はマレーシアやインドネシアとLNG契約を結んでいるが、目下それに代わる新たな契約を模索しているところである。

　（中国石化新聞網 1月14日）