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台湾 昨年のLNG輸入が初めてマイナスに (10/02/02)
2010/2/2
アジア【石油・天然ガス】

 ブルームバーグ2月1日台北電によると、世界経済の不振を受けて、アジア第3のLNG輸入国である台湾の昨年の輸入量は初めてマイナスになった。

 台湾エネルギー当局が2月1日に発表した統計によると、主に発電所の燃料として使用される台湾のLNG輸入量は、2008年には1,990万キロリットルであったのが、昨年は1,940万キロリットル(878万トン)に下がり、前年比2.5%の減少になった。

 また、経済不況による工業生産の減少を受けて、台湾電力公司の昨年の電力販売量は前年比4.1%下がった。

 台湾政府が昨年11月に述べていたところによると、2009年の台湾経済の成長率はマイナス2.53%であったが、世界経済の回復によって台湾製のコンピューター、携帯電話やディスプレイの需要が増え、今年は4.39%のプラス成長になる見通しである。

 台湾唯一のLNG輸入企業である台湾中油は、今年のLNG輸入量は850〜900万トンに達するとの見通しを示している。

 台湾はインドネシア、マレーシア及びカタールと長期LNG輸入契約を結んでいる。また、昨年12月にはナイジェリアから1隻分のスポットLNGを輸入した。

 (中国石化新聞網 2月2日)