国務院は先頃、国家能源委員会の設置を決定した。国家能源委員会の設置は、2008年に全人代で可決された国務院機構改革案と「議事調整機関設置に関する国務院通達」の趣旨に基づいたもの。

　国家能源委員会の主な機能は、国家エネルギー発展戦略の研究と策定、エネルギーセキュリティ並びにエネルギー発展における重要問題の審議、国内エネルギー開発と国際エネルギー協力の統一的計画並びに調整など。

　国家能源委員会主任は温家宝首相、副主任は李克強副首相が兼任し、主な委員として、発展改革委員会、科学技術部、工業情報化部、財政部、国土資源部、環境保護部、交通運輸部、水利部、商務部、国有資産監督管理委員会等の閣僚や、銀行業監督管理委員会、電力監督管理委員会の主席、軍からは総参謀部副総参謀長が名を連ねる。また、国家能源委員会弁公室主任は張平発展改革委員会主任が兼任し、弁公室副主任は張国宝国家能源局長が兼任する。弁公室の具体的な職務は国家能源局が担当することになる。

（中国新聞網 1月27日）