工業情報化部の総工程師でありスポークスマンでもある朱宏任氏は27日、2010年の内外環境は依然複雑を極め、不確実で予測不能の要因や問題が増え、工業の着実かつ比較的急速な発展を持続する上で依然4つの難題に直面すると述べた。

　第1に、当面の経済回復は主に投資による牽引と政策による下支えに依存しており、民間の投資意欲は弱く、地方の資金調達が困難である。都市・農村住民の収入も短期間で大幅な上昇は見込めない。第2に、成長パターンの転換が遅れを取っており、構造調整の圧力が大きくなっている。合併再編や時代遅れの生産能力の淘汰、省エネ・排出削減の任務は厳しい。第3に、企業の収益回復において構造的な減税や付加価値税への全面的実施は重要な役割を果たすが、もしそうした政策が弱まれば、依然として企業の経営難が続く。第4に、戦略的新興産業の競争がますます激化することは中国の工業発展にとって新たな難題になる。

　（中国能源網 1月28日）