中国石油化学工業協会の統計によると、中国の2009年の原油精製量は3.9億トンに上り、稼働率は80％になったが、地方製油企業の稼働率は40％足らずであった。

　山東省東営市で地方製油所の将来に関してシンポジウムが開かれたが、それによると、自動車消費大国へと急速に進む中国の石油製品マーケット構造には2009年から変化が生じ、競争はますます熾烈になっている。そうした中、原料供給の乏しい地方製油所は生存の危機に直面している。

　統計対象となっている全国の製油所は264件、うち地方製油所が177件。地方製油所の規模が大きいのは山東省と遼寧省であり、その生産高は全国の約30％を占める。山東省の地方製油企業の稼働率は比較的高く、約60％に上っている。

　（中国石化新聞網 3月19日）