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中国
【石油・天然ガス】

シノペックの豪Puffin油田権益買収案が国家発展改革委員会から承認 (10/04/23)
2010/4/27
中国【石油・天然ガス】

 国家発展改革委員会は22日、オフィシャルサイトにおいて石油・天然ガス事業承認案件の公告を掲載したが、その中に中国石油化工集団(Sinopec)によるオーストラリアAED社からの石油・天然ガス資産買収案、中化集団(SINOCHEM)のインドネシア事業及び米国SOCO社からのイエメン10鉱区権益買収案など重要海外買収案件も含まれている。

 SinopecによるAED社の石油・天然ガス資産買収についてはその後情報が途絶え、Sinopecも詳細な情報を公表していなかったが、今回の公告によって買収案が公になった。AED社からチモール海Puffin油田の権益の60%を約5.61億ドルで買収するというもの。中石化国際石油勘探開発有限公司(SIPC)が同油田の経営権を継承する。買収資産は、生産中のPuffin油田及びTalbot油田のAC/P22、AC/L6並びにAC/RL 1鉱区に及ぶ。

 AEDは1.6億豪ドル超を投じてPuffin油田の石油採掘を開始したが、同油田の生産井Puffin-7並びにPuffin-8の生産量が予想を下回り、回転資金に困難が生じていた。同社は止むを得ず、一部資産を売却して資金を獲得し、債務返済に充てるとともに、付近のTalbot油田を開発することにした。

 (上海証券報 4月23日)