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【エネルギー全般・政治経済】

中国能源局、エネルギー第12次5ヵ年規画綱要草案を地方の討議に付す (10/04/23)
2010/4/27
中国【エネルギー全般・政治経済】

 エネルギー第12次5ヵ年規画綱要の草案は3月下旬に完成し、4月に修正を経て叩き台が作られ、現在、地方政府の討議に付されている。22日に開かれた国家能源委員会第1回会議において、国家能源局総合司の周喜安司長が明らかにした。

 周喜安司長によると、エネルギー第12次5ヵ年規画の基本構想については、昨年、国務院の統一部署により正式にスタートしていた。

 周喜安司長は、基本構想の輪郭は次のように形作られていると表明した。(1)エネルギー産業の発展に力を入れ、原子力発電所の建設を加速し、風力、太陽エネルギー並びにバイオマスエネルギーの開発に力を入れ、クリーン・コール利用産業を発展させる。(2)在来型エネルギー産業を強化し、大型エネルギー基地を建設する。大型石炭、電力企業の発展に努める。(3)エネルギー総合セキュリティの仕組みを強化し、国内外におけるエネルギーの開発と利用を総合的に計画し、エネルギーの配置とバランスの協調を強め、石炭・電力・石油・天然ガスの建設を合理的に計画する。(4)科学技術の革新を強化し、エネルギーの総合開発利用を促進し、資源開発の合理的な仕組みと生態回復の仕組みを健全化する。(5)都市・農村住民の電力使用条件を改善し、広大な農村地区の建設を強化する。

 (中国経済網 4月23日)