大唐国際発電は内蒙古克什克騰旗と遼寧省阜新においてそれぞれ年産40億m3のSNG(代替天然ガス)プロジェクトを計画している。2件のプロジェクトの総投資額は合計502.8億元に上り、大唐国際発電は合わせて105.65億元を出資する。

　大唐国際発電の全額出資子会社である大唐能源化工は25日、北京燃気集団、大唐集団並びに天津津能と、《大唐内蒙古克什克騰旗煤製天然気有限公司出資協定》に調印した。大唐能源化工51％、北京燃気集団34％、大唐集団10％、天津津能5％の出資比率により、大唐内蒙古克什克騰旗煤製天然気有限公司を設立し、年産40億m3のSNGプロジェクトの建設と運営に当る。大唐能源化工の出資額は39.3億元になる。同プロジェクトは昨年8月に国家発展改革委員会の承認を得ている。

　遼寧省阜新のSNGプロジェクトについては、5月24日、大唐能源化工と大唐集団が阜新煤製気公司の設立と運営に関して協定に調印した。大唐能源化工が90％、66.33億元を出資する。同プロジェクトは総投資額245.7億元に上る。克什克騰旗と同様に内蒙古勝利炭田東2号炭鉱の褐炭を原料とし、年産40億m3のSNGを、全長334kmの長距離パイプラインによって、瀋陽、鉄嶺、本渓、阜新等に供給する。

　（網易財経 5月25日）