米国ブルームバーグ26日北京電によると、製油所が原油処理能力を増やしているため、中国は来年には軽油も含め燃料の供給過剰に直面する可能性がある。

　中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)販売部門の副部長は、26日に北京で開催された工業会議において、燃料の供給過剰は2015年までに8,000万トンに増える可能性があると述べた。市場への供給が増えるため、製油企業の収益が低下する可能性もある。

　PetroChinaの親会社である中国石油天然ガス集団(CNPC)は今年2月、中国政府が製油企業の収益を確保するため燃料価格制度を改革して以来、中国の各製油所は原油処理能力を建設して急成長する市場に供給を増やしていると指摘していた。今年、製油能力が3,150万トン増えることになり、中国は年内にも燃料供給過剰が発生するだろう。

　（中国石化新聞網 5月28日）