5月26日に米中両国はエネルギーセキュリティ協力について共同声明を発表したが、その中で、シェールガス分野の協力強化もテーマになった。 国土資源部石油・天然ガス戦略研究センターの張大偉副主任に、中国のシェールガス開発の見通しについて取材した。以下、張副主任の発言要旨。 中国政府はシェール開発をエネルギー戦略の視野に入れており、また国務院の指導者は度々重要な指示を出している。国土資源部は2004年以降、世界シェールガスの開発状況について調査研究を進めるとともに、中国のシェールガスの地層状況についても詳細に調査している。また、国家発展改革委員会と能源局が最近策定した『科学発展2030年国家能源戦略』においても、シェールガスは重要な位置づけをなされている 中国は今後のシェールガス発展戦略として、中国特有のシェールガス資源の調査及び開発システムの構築を目標とし、シェールガスの探査をさらに推進することによって非在来型ガスの確認埋蔵量を増やし、在来型エネルギーからクリーン・エネルギーへの転換を進め、もって経済の急速かつ良好な成長を促進する。シェールガス資源の戦略調査に重点を置き、有利な目標を選定して、探査開発を推進する。 シェールガス開発に当たっての目下の急務は、(1)シェールガス探査開発計画の策定、(2)炭層メタンガス向け優遇政策と同様の支援政策の適用、(3)鉱業権管理体制の改革、完備及び民間資本の参入許可、になる。 (中国化工報 6月9日)
5月26日に米中両国はエネルギーセキュリティ協力について共同声明を発表したが、その中で、シェールガス分野の協力強化もテーマになった。
国土資源部石油・天然ガス戦略研究センターの張大偉副主任に、中国のシェールガス開発の見通しについて取材した。以下、張副主任の発言要旨。
中国政府はシェール開発をエネルギー戦略の視野に入れており、また国務院の指導者は度々重要な指示を出している。国土資源部は2004年以降、世界シェールガスの開発状況について調査研究を進めるとともに、中国のシェールガスの地層状況についても詳細に調査している。また、国家発展改革委員会と能源局が最近策定した『科学発展2030年国家能源戦略』においても、シェールガスは重要な位置づけをなされている
中国は今後のシェールガス発展戦略として、中国特有のシェールガス資源の調査及び開発システムの構築を目標とし、シェールガスの探査をさらに推進することによって非在来型ガスの確認埋蔵量を増やし、在来型エネルギーからクリーン・エネルギーへの転換を進め、もって経済の急速かつ良好な成長を促進する。シェールガス資源の戦略調査に重点を置き、有利な目標を選定して、探査開発を推進する。
シェールガス開発に当たっての目下の急務は、(1)シェールガス探査開発計画の策定、(2)炭層メタンガス向け優遇政策と同様の支援政策の適用、(3)鉱業権管理体制の改革、完備及び民間資本の参入許可、になる。
(中国化工報 6月9日)