胡錦濤国家主席とカザフスタンのナザルバエフ大統領立会いの下に、中国石油天然ガス集団(CNPC)の蒋潔敏総裁とカザフスタン国営石油会社KazMunaiGazのカラバリン総裁が《中国・カザフスタン天然ガスパイプライン第2期の設計・融資・建設・運転に関する原則協議書》に調印した。

　双方は、中国・カザフスタン天然ガスパイプライン第2期を共同で建設して、カザフスタン南部地区の天然ガス需要を賄うとともに、同パイプラインによってカスピ海地区の天然ガスを中国に輸送する可能性について検討する。

　中国とカザフスタンは2007年8月に政府間協定に調印し、2期に分けて天然ガスパイプラインを建設することになった。第1期はカザフスタン国内を通過する中央アジア天然ガスパイプラインの建設。ウズベキスタンとカザフスタンの国境から中国とカザフスタン国境のホルコスまで全長1,300キロ。2009年12月に竣工している。第2期はカザフスタン国内のパイプラインであり、西部のベイネウから第1期パイプラインのチムケント4号コンプレッサーステーションまで1,400キロ。2009年10月、中国とカザフスタン政府は第2期の実施で合意していた。

　（中国石油報 6月13日）