かねてから注目されていた中緬石油パイプラインは、ようやく年内着工の目途が立った。このプロジェクトの総投資額は10億ドルに達する見通し。 雲南省政府は中緬石油・天然ガスパイプライン・精製化学基地事業協調チームを設けるとともに、事業の具体的内容を確定した。年間送油能力2,000万トンの中緬原油パイプラインと、精油年産1,000万トン・エチレン年産80万トンの一体化プラントを建設することになる。 中緬石油・天然ガスパイプラインは、2004年に雲南大学国際関係学院の呉磊等が提唱していた。中東及びアフリカからタンカーで石油をミャンマーのシットウェイ港に運んで陸揚げし、900kmのパイプラインによってミャンマーのマンダレー、雲南省の瑞麗を経て昆明に輸送する計画。危険で脆弱なマラッカ海峡を避けるとともに、従来のインド洋から広東省の湛江を経由するルートに比べると、1,200km短縮することができる。 なお、中国石油化工(SINOPEC)、中国石油天然ガス(CNPC)、中国海洋石油(CNOOC)の石油3大手はすでにミャンマーの関連石油プロジェクトに参加しており、中緬石油探鉱開発プロジェクトの対象鉱区の総開発面積はすでに渤海のそれを上回っている。 (中国僑網 7月20日)
かねてから注目されていた中緬石油パイプラインは、ようやく年内着工の目途が立った。このプロジェクトの総投資額は10億ドルに達する見通し。
雲南省政府は中緬石油・天然ガスパイプライン・精製化学基地事業協調チームを設けるとともに、事業の具体的内容を確定した。年間送油能力2,000万トンの中緬原油パイプラインと、精油年産1,000万トン・エチレン年産80万トンの一体化プラントを建設することになる。
中緬石油・天然ガスパイプラインは、2004年に雲南大学国際関係学院の呉磊等が提唱していた。中東及びアフリカからタンカーで石油をミャンマーのシットウェイ港に運んで陸揚げし、900kmのパイプラインによってミャンマーのマンダレー、雲南省の瑞麗を経て昆明に輸送する計画。危険で脆弱なマラッカ海峡を避けるとともに、従来のインド洋から広東省の湛江を経由するルートに比べると、1,200km短縮することができる。
なお、中国石油化工(SINOPEC)、中国石油天然ガス(CNPC)、中国海洋石油(CNOOC)の石油3大手はすでにミャンマーの関連石油プロジェクトに参加しており、中緬石油探鉱開発プロジェクトの対象鉱区の総開発面積はすでに渤海のそれを上回っている。
(中国僑網 7月20日)