中国科学院広州エネルギー研究所の開発による世界初の島嶼用ソーラー・風力・波浪エネルギー総合利用分散型再生可能エネルギー発電所が広東省珠江の河口の珠海担杆島に建設されることになった。完成後には島内300人余りの住民に電力と淡水を提供することが可能になる。 この新エネルギーモデル発電所は、第11次5ヵ年規画「863」重点支援プロジェクトであり、ソーラー、風力、波浪の再生可能エネルギーを一体化した世界初の分散型エネルギーシステムを完成して、島嶼の電力と淡水供給問題を解決することが目的。 中国科学院広州エネルギー研究所の専門家である游亜戈氏によると、中国の小型波浪発電技術はすでに実用化されており、単独の風力、ソーラーの開発と利用の技術も成熟しているが、3者の総合利用は世界的にも前例がない。珠海担杆島のプロジェクトには独自に開発した特許技術が採用され、システムの集成、台風に対する抵抗力、エネルギー利用効率等の面で先進性と独創性を備えている。 また、このシステムは経済性や実用性も良好であり、電力網との連携や補助動力システムがなくとも独立して運転することが出来る。総設備容量は200kW、年間発電量は10万kWhになる。さらに、電力供給と同時に余剰エネルギーによって海水を淡水化することも可能であり、年間1万トンの淡水を生産することが出来る。年内には着工し、来年末には完成する予定である。 (中国経済網 10月24日)
中国科学院広州エネルギー研究所の開発による世界初の島嶼用ソーラー・風力・波浪エネルギー総合利用分散型再生可能エネルギー発電所が広東省珠江の河口の珠海担杆島に建設されることになった。完成後には島内300人余りの住民に電力と淡水を提供することが可能になる。
この新エネルギーモデル発電所は、第11次5ヵ年規画「863」重点支援プロジェクトであり、ソーラー、風力、波浪の再生可能エネルギーを一体化した世界初の分散型エネルギーシステムを完成して、島嶼の電力と淡水供給問題を解決することが目的。
中国科学院広州エネルギー研究所の専門家である游亜戈氏によると、中国の小型波浪発電技術はすでに実用化されており、単独の風力、ソーラーの開発と利用の技術も成熟しているが、3者の総合利用は世界的にも前例がない。珠海担杆島のプロジェクトには独自に開発した特許技術が採用され、システムの集成、台風に対する抵抗力、エネルギー利用効率等の面で先進性と独創性を備えている。
また、このシステムは経済性や実用性も良好であり、電力網との連携や補助動力システムがなくとも独立して運転することが出来る。総設備容量は200kW、年間発電量は10万kWhになる。さらに、電力供給と同時に余剰エネルギーによって海水を淡水化することも可能であり、年間1万トンの淡水を生産することが出来る。年内には着工し、来年末には完成する予定である。
(中国経済網 10月24日)