中国海洋石油総公司(CNOOC)の傅成玉総経理は、同社が渤海湾で建設している風力発電所は今月設置が完了すると述べた。同発電所は設備容量1,500kW、渤海湾沖60kmの海上にある。

　傅成玉総経理によると、CNOOCは自らを石油企業ではなく、エネルギー企業と位置づけており、一流の国際エネルギー企業になることを目標としている。石油はCNOOCの中核事業の1つに過ぎず、今後は新エネルギー、再生可能エネルギーや省エネ技術の分野など新産業を重点的に発展させる。特に省エネ・排出削減については中国共産党第17回代表大会でも度々言及されている。中央系国有企業の1つであるCNOOCは中央の政策と密接に結びついた形で自社の発展戦略を確定しなければならない。中央は経済成長パターンの転換、省エネ、省資源、環境保護の必要を明確にし、省資源型社会、環境配慮型社会の建設を謳っている。これらの分野は自主革新によって推進し、また、産業パターンの転換は新産業によって推進しなければならない。省エネと環境保護のグリーン産業は今後の発展の重点になる。今後5年、CNOOCは省エネ・環境保護の分野に極めて大きな投資を行うと、傅成玉総経理は表明した。

　（中国能源網 10月24日）