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【石油・天然ガス】

上海、7月より非民生用ガス価格を値上げ (10/06/30)
2010/7/1
中国【石油・天然ガス】

 上海市の価格所管部局によると、同市は7月1日より非民生用ガス小売価格を値上げするよう決定した。

 非民生用天然ガス小売価格は1m3当り0.39元、人工ガス小売価格は0.25元引き上げられる。

 上海には、第1、第2西気東輸パイプライン、東シナ海平湖、川気東送パイプライン、そしてLNGの5種類、国内、海外の2つのルートから天然ガスが供給されている。LNGと第2西気東輸パイプラインガスは輸入ガスであり、国産ガスよりも価格が高い。上海の今年のガス使用量は45億m3に達し、2015年には約100億m3に達する見込み。そうなれば、輸入LNGが最も主要なガス源になる。

 近年、上海のガス輸入が急増し、上海天然ガスシティゲート平均価格も大幅に上昇、そのため、一部ユーザーの小売価格との逆ザヤが生じている。天然ガスや石炭の上流の価格変動を反映させるため、上海は2006年に非民生用ガス価格と、上流の資源価格との連動の仕組みを確立した。価格調整のサイクルは1年。但し、非民生用人工ガス小売価格に対し、連動による調整を施したのは2008年の1回だけである。

 (中国石化新聞網 6月30日)