ウガンダ大統領府は27日、中国海洋石油有限公司(CNOOC Ltd.)、フランスのトタル並びに英国のTullow Oilとの間で、同国の3油田への投資開発につき交渉を進めていることを明らかにした。Yoweri Museveni大統領は石油会社に対し、ウガンダに製油所や備蓄施設を建設する際には一部の石油をウガンダの市場に同国の石油価格よりも安い価格で供給するよう求めているとのこと。

　ウガンダのアルバート湖盆地で発見された3油田の埋蔵量は10億バレル超に上る見通し。英国のTullow Oilがその開発権の1つを有し、残りの2油田の開発権はTullow Oilと英国のHeritage Oilが共有している。

　Tullow Oilは同2油田におけるHeritage Oilの権益を買収して、CNOOC Ltd.の投資のための露払いをする意向である。この取引にはウガンダ政府の承認を要する。

　Tullow Oilは今年1月、CNOOC Ltd.をウガンダ油田開発のパートナーにする方向であると表明した。CNOOC Ltd.が50億ドルを投じてウガンダに製油所とアフリカ東海岸への石油輸出用パイプラインを建設することを承諾したからである。

　CNOOC Ltd.の幹部は来週、ウガンダ大統領と会見して、ウガンダの石油事業への参入について最終的に確定する予定。

　（中国経済網 6月30日）