ベネズエラのチャベス大統領は9月2日、同国が中国への石油輸出を拡大すると述べた。

　ベネズエラにとってこれまで米国が最も主要な原油輸出先であったが、チャベス大統領の下で、中国との関係がますます重要になった。

　チャベスは「我々は米国に送る石油をすでに減らしているが、目下石油輸出先の多元化を進めている。中国へは目下50万b/dの石油を輸出している」と述べた。

　米国の統計によると、ベネズエラは6月に米国へ平均85万b/dの石油を輸出したが、5月期の101万b/dや1〜5月の平均の91.7万b/dを下回った。

　業界筋の見方によると、ベネズエラの石油生産量が低下する中で、中国はベネズエラからの石油輸入が増加している数少ない国の1つになっており、中国石油天然ガス集団(CNPC)はベネズエラ国営石油会社PDVSAの最も重要な顧客であるかも知れない。

　（中国石化新聞網 9月6日）