中露原油パイプラインが9月27日、竣工し、胡錦濤国家主席とロシア大統領メドベージェフが竣工式に出席した。胡錦濤とメドベージェフは中露原油パイプラインの全線開通を宣言した。中露原油パイプラインの竣工によって、両国のエネルギー協力は新たな段階に進んだ。

　胡錦濤は、中露原油パイプライン工事が順調に完了したことは、両国のウィン・ウィンの協力の典型であり、両国のエネルギー協力の新たなマイルストーンであると表明し、両国の関係各方面が引き続き努力し、中露戦略協力パートナーシップを一層推進するため新たな貢献を果たすよう希望するとした。

　メドベージェフは、露中原油パイプラインの竣工は両国関係の大きな事績であり、パイプラインは両国のつながりをより良好に、より緊密にすると表明し、未来に向けたウィン・ウィンの互恵プロジェクトは中露戦略協力パートナーシップを一層強化するとした。

　中露原油パイプラインはロシアのスコボロジノ分輸ステーションを起点に、黒龍江省と内蒙古自治区の13の市、県、区を経て、大慶ステーションまで全長約1,000km。両国の協定によると、ロシアはこのパイプラインによって中国へ年間1,500万トンの原油を輸出する。契約期間は20年。

　（中国新聞網 9月27日）