イタルタス通信9月27日北京電によると、ロシアの天然ガス大手Gazpromと中国石油天然ガス集団(CNPC)は天然ガス供給条件をめぐって合意文書に調印する。ロシア国営天然ガス会社Gazpromのアレクサンドル・メドベージェフ副総裁が明らかにした。

　メドベージェフ副社長は、当面のロードマップによると、遅くとも来年7月1日までに、ルート、量、価格について契約に調印すると述べた。

　最近、ロシアの対中天然ガス価格が１,000m3当たり150ドルと報道されたが、メドベージェフ副社長はこの件について、「笑わせないでくれ」と述べた。

　これより先、ロシアのセーチン副首相は「ロシアは中国の天然ガス需要をすべて賄う用意がある」と述べていた。また、セーチンは先週、ロシアと中国が天然ガス価格パラメータについて2011年下期以降に合意し、2015年には供給が開始されるとの見通しを示した。

　メドベージェフ副総裁は、中露双方の合意文書において、供給量、供給時期やいわゆる「テイク・オア・ペイ」の条件が決定されると述べた。

　（俄新網 RUSNEWS.China ・イタルタス通信・9月27日)