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【石油・天然ガス】

中国海洋石油の珠海LNGターミナル第1期が着工 (10/10/20)
2010/10/25
中国【石油・天然ガス】

 中海石油気電集団からの情報によると、珠海LNGターミナル第1期は10月20日に正式着工される。

 このプロジェクトは今年3月に発展改革委員会から承認されていた。第1期の投資額は113億元に上り、年間350万トンのLNGを処理する。第1期では、珠海市高欄港経済区にLNGターミナル、LNG専用埠頭の他、ガス基幹パイプラインを建設する。LNG専用埠頭は、8万〜27万m3のタンカーが接岸可能。また、陸上に16万m3のガス貯蔵タンク3基を建設し、珠江デルタの多数の都市を横断する全長291kmのガス基幹パイプラインを建設する。長期的には1,200万トン規模にする計画である。

 同ターミナルから、広東省天然ガスパイプライン網によって、珠海、中山、広州、仏山、江門など西岸部の都市に天然ガスを供給し、広東省の主要ガス源の1つになる。

 ターミナルの経営は広東珠海金湾液化天然気有限公司が当たる。同公司は資本金4億6,000万元、出資比率は中海石油気電集団が30%、広東省粤電集団と広州発展燃気投資有限公司が各25%、広東粤港能源発展有限公司が8%、珠海経済特区電力開発集団、中山中匯投資集団、江門城建集団、仏山市天然気高圧管網有限公司が各3%。

 CNOOCはすでに深セン、福建、上海のLNGターミナルを稼動させている。CNOOCの建設中のLNGターミナルがすべて完成すると、同公司のLNG年間受入能力は合計3,000万トンを超えることになる。

 (中国石化新聞網 10月21日)