ロシアのイタルタス通信10日付報道によると、ロシアの天然ガス企業GazpromのミレルCEOは10日、同社が韓国への天然ガスパイプライン敷設を検討中であることを明らかにした。

　ミレルによると、GazpromはFSを進め、韓国への天然ガス供給の様々な選択肢について分析、特に天然ガスパイプラインによる供給について検討している。ミレルは「あらゆる選択肢について検討した。今後は交渉を進める中で、最終的に天然ガス輸送方式を確定することになる。パイプラインによって韓国に天然ガスを供給する可能性もある」と述べた。

　但し、ミレルは、海底パイプラインの敷設は考慮に入れていないと言う。この点について、北朝鮮を経由する韓国への天然ガスパイプライン敷設を検討しているかとの質問に対し、ミレルは「天然ガスを供給する陸上ルートを目下検討中」と述べた。

　ミレルは、「最終決定は適当な時期に下す。2017年までにロシアから韓国への天然ガス輸送を実現するよう努力する」と述べた。

　（中国新聞網 11月10日）