ロシア国営石油会社Rosneftは沿海地方のナホトカ市付近に石油化学コンビナートを建設する。Rosneftの取締役会はすでに同コンビナートの計画案と建設準備作業計画を承認しているとのこと。

　沿海地方は長年にわたって石油化学生産の研究と立案を進めており、ガソリン、灯油、軽油、プロパン、ブタン、コークス、硫黄を生産する計画。原料は2011年に竣工するESPOパイプライン(東シベリア−太平洋パイプライン)の炭化水素化合物を使用する。

　石油化学コンビナートの建設と運営の各段階において、先進技術を採用し、有害物質の排出を避ける。特に製品の加工、輸送、保存において、浄化設備による密封システムを採用するとともに、廃棄物のリサイクルを実現する。

　（東北網 12月8日）