10月28日、中国石油天然ガス集団(CNPC)と天冠集団は合資契約に調印し、バイオエネルギーとバイオ化学分野で共同開発を進めることを確定した。

　CNPCは世界クラスの石油メジャーである。この数年、中国が大きな石油不足と石油価格の高騰に直面する中、CNPCは新エネルギー分野への進出を開始し、特にバイオエネルギーやバイオ化学産業の開発に力を入れている。

　一方、河南天冠集団は著名なバイオエネルギー研究開発拠点にして、クリーン・プロダクションのモデル拠点でもあり、エタノール燃料の分野では中国最大の生産拠点となっている。しかし、天冠集団が拡大を進めるには、巨額の資金投入が必要であり、このためCNPCとのお見合いがトントン拍子に進んだ次第。

　河南天冠集団の担当者はインタビューに答え、今回の提携は中国のバイオエネルギー産業の発展にとって重要な事件であり、優勢企業同士の強強連合によって、資金、技術、資源、市場等の生産要素の相互補完が実現し、中国のバイオ産業を大きく前進させるだろうと述べた。

　（中国石化新聞網 10月30日）